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ウィンドウレギュレーター交換
昔はよく壊れた
ウィンドウレギュレーター
今日はちょっと時間が取れたので、整備ネタを撮ってきました。
それは
VWのポロのウインドウレギュレーター交換
というものです。VWのレギュレーターは結構壊れやすいので、オーナーさんの参考になればと思います。 レギュレーターだけを買えば13600円で自分で パワーウインドウを修理できますよ。
パワーウインドウが壊れた時、いろいろな原因が考えられます。
スイッチ モーター レギュレーター
メジャーなところは大体レギュレーターです。レギュレーターはガラスを上下させる レールのことです。
動かなくなったパワーウインドウのスイッチを入れてみて、モーターの音が聞こえていて ガラスが動かないなら間違いなくレギュレーターが壊れています。
スイッチをいれても何の反応もしないときは、スイッチかモーターになります。 スイッチは、ルームランプを点灯させた状態でスイッチを動かしたときに、 ルームランプが一瞬スイッチの負荷で暗くなるようなら正常。 この場合はモーターか配線がいかれています。
まぁ大体レギュレーターが壊れているんですよ。というわけで行って見ましょう。 VWポロのウインドウレギュレーター交換です
まずはレギュレーターを交換するには内張りをはがしていかないといけません ドアロックの棒を反時計回りに回して外します
そして
ドアのとっての部分のパネルをマイナスドライバーなどで浮かして外します。
そこにネジが2本隠れています
ここと
下のここの部分
そしてもう一つネジがついています
ドアミラーの下辺りにプラスネジが隠れています。
このネジを3本外したら、内張りを浮かします。マイナスドライバーでこじったり、 内張り剥がしでクリップにはまっている内張りを外してあげます
内張りが浮いてきたら、ドアインナーハンドルを外します。 これもただはまっているだけなので、ハンドルを引いた状態で抜きます。
そしてパワーウインドウスイッチを内張りの下からはまっているので、 爪を押さえて抜いてカプラーも外します。 このカプラーは3つで止まっていますが
黒とオレンジのカプラーは互換性ありなので、どっちにでもはまっちゃいます。 位置を覚えておかないと、助手席のガラスのスイッチでドアロックになったり ドアロックを操作したら助手席のガラスがさがっちゃったりと とんちんかんなことになりますので注意
そして内張りを剥がしたら
2枚目の内張りが出現だ!
この内張りは、基本的にブチルゴムというひじょーにねばねばしたゴムでくっついています。
まずは周りのクリップを外していきます
これね
クリップは全部で6個だったかな?
クリップを外したらスピーカをはずします。プラスネジ4本
カプラーが一つついてつながっていますので、それも外しておきます
あとは邪魔になりそうなカプラーを外します
これこれ
カプラーを外してステーから抜きます。 この黒いステーも回してやると抜けてきます
これで2枚目の内張りをくっつけているのはブチルゴムだけになりました。 このブチルゴムは国産のそれよりも 10倍くらい強力なもので、内張りを強引に引っ張ってはがしていくと (国産は大抵引っ張っていけばはがれる) 内張り自体が破けてしまいますので、
こうします
このように内張りを引っ張って、伸びてくるブチルゴムをカッターで切っていくんです
これで外れてきます
やったね。ここまでくれば半分は終わったようなもんだぜ!
まずはガラスとレギュレーターを分離させます。 感心したのはこのVWのポロはネジを緩めるだけでガラスやレギュレーターが外れるということ。 ネジは取る必要はなく、緩めるだけでOKなのです。全部ね
まずはガラスを挟んでいる部分を10mmのネジ2本
これと
これ。こっちが前の方ね
この2本の10mmのネジを緩めると、ガラスが手で持ち上がるようになります。 ガラスをいったん持ち上げて、このようにドアにガムテープで落ちてこないように 固定しておきます。
これでレギュレーターを外していきます
まずは赤丸をした5箇所のネジを緩めます。
黄色の丸の位置に、タイラップでレールが固定されているので、タイラップを切ります
そして水色丸の裏に、パワーウインドウモーターの配線カプラーが付いているので カプラーを外してきます。
これで、
ネジは緩んでいるので、ネジを穴の位置にずらして、 レギュレーターを抜いていきます
ごそごそ
ちょっと知恵の輪チックだけど、これは国産より簡単だよ。まじで
そして、新しいレギュレーターにモーターを移植します
13600円也
モーターは3万くらいしちゃうんだってさ。
モーターは星型のネジ3つを裏から外します
一つはカラーがはまっているのでなくさないように
表側からも星型ネジを4,5箇所緩めて外します
こんにちはモーター君
モーターを移植したら、元通りに組み付けて終わりです。 このとき内張りをはめるまえに、スイッチだけつないで動作確認をしましょう。 問題なく動けばあとは組むだけ
簡単でしょう?
気をつけるところは、2枚目の内張りを剥がすときのブチルゴムとの戦い。 これはカッター様様です。
そして、パワーウインドウスイッチのカプラーを間違えないこと。 黒とオレンジはどっちにでもはまっちゃうからね。
と、いうわけでVWポロのウインドウレギュレータ交換でした。 ちなみにこれは13年式の新しい車です。
チームMHOでした
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