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ノックセンサー交換
現代のエンジンのセンサー故障の上位にあがってくるのが
ノックセンサーだと思います。
ターボエンジンが圧縮比を上げるためにはノッキングにシビアにならないといけない。 ノッキングが起こったら、ノックセンサーで拾ってECUに伝え、 ECUより点火時期を調整してノッキングを防ぐ。
そのため、現在のターボエンジンは昔のエンジンと比べて圧縮比を上げることに成功しました。
と、ノックセンサーの説明はここまでにして、
お客さんが、エンジンチェックランプが点灯したと入庫。
車両はワゴンR
MC21SのワゴンR。原動機はK6Aです。
今はチェックランプは消えている。特に不具合もないが確認してくれとのこと。
早速ダイアグノーシスを拾ってみると、ノックセンサー系統異常とでました。 メモリーをクリアして試乗。
お客さんに了解を得て、結構な距離を試乗。
しかし再発はしなかったし、何も調子は悪くならなかった。
このままノックセンサーだけを交換しても、原因が他にある場合センサーの交換自体は 無駄になってしまうとの旨を伝え、一度お返しして再度チェックランプがついたら その時にまた入庫してもらうようにお話をしたら、
壊れている可能性があるのならセンサーを交換してください。
と、おっしゃったのでノックセンサーの交換に踏み切りました。 一体どこについているのやら・・・
結果はインマニの下のシリンダーブロック。
リフトアップすると分かるけど、オルタネーターとセルモーターに挟まれているような場所。
右がオルタネーター。 左がセルモーター。
ノックセンサーの大きさは恐らく24mmくらい。 特殊工具も何もないので、モンキーでインマニのステーを外して ちょこっとずつ緩めて外しました。
新品。
ノックセンサーを交換後、再び試乗。しかし特に何も変るわけでもないけど もしセンサーが壊れているのであればこれで完治となる。
ノックセンサーは7550円 交換指数は1時間。大体工賃は6000円前後となります。
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