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バキュームホース交換
こちらも結構なエンジン不調を招くバキュームホースの劣化
ミニクーパー エンジン不調修理です。

ミニクーパー
車検で入庫しましたが、ライトが壊れているしエンジンは不調だしで困りました。
ライトはスイッチの接点をハンダで肉盛りして解決
ミニクーパーのエンジン不調について取り組むことに。
平成7年式
型式 E−XN12A
というインジェクションのミニクーパーです。
エンジン不調の症状としては、とにかく不調。アクセルをあおっていないとすぐにストールしてしまう。
走行距離は8万キロくらい。
最初はライトをつけて、電気負荷を与えているとストールしていたけれど、
どんどん症状が悪化。しまいには普通のアイドリングも続かなくなってしまった。
ということで、いろいろと調べてみました。
まずはプラグを点検してみるともう真っ黒。マフラーも相当真っ黒。
どう考えても燃料がリッチな状態です。エアクリーナーは交換してから5000kmも使っていない。
どうも空燃比がかなり狂っているようだ。いろいろと点検してみるとちょっと気になることがありました。
それはバキュームホースが切れている。ということ。

まず目に入ったのはエアクリーナーBOXのところにつながっているバキュームホース。
最初なんのホースなのか分らなかったけれど、どうもバキュームホースのようだ。

もしかして・・・と思ったら、殆どのバキュームホースが破損していた。
そのなかで興味深いのが、ECUからバルクヘッドに向かって伸びているバキュームホース。
ECUにバキュームがついているのは何なのか?
この車両には吸入空気量を計るためのシステムはエアクリーナー付近にエアフロメーターらしきものが点いていない。
ということはDジェトロの負圧センサー方式じゃないのか?
もしかして・・・と、ECUから伸びているバキュームホースを見ると、その最終地点はインマニだった。
ということは、このミニクーパーのインジェクションは負圧センサーをECUのなかに内蔵しているタイプのように考えられる。
ていうことは、ここのバキュームが破損していれば、正確な吸入空気量が測定できないから
空燃比が狂っているという仮説が成り立つ。

しっかし、バキュームホースの素材が悪すぎ。こんなのすぐに折れちゃうよ。
ということで、国産のバキュームホースに引きなおすことにした。
純正のホースは駄目だ。素材が悪い。しかも注文してもすぐに届かない。高い。

エアクリーナーBOXについているバキュームも全て国産のバキュームホースに交換した

エンジンルームにあるECU。8mmのボルトと10mmのナットの共締めで3箇所で取り付けられています。

ECUの下にバキュームを刺す場所がある。これが負圧センサーを兼ねているのだと思います。

ECUからのホースは一旦バルクヘッドに備え付けられている小さな黒い箱に。
そこからインテークマニホールドへつながっています。
しかーしインマニにつながっている部分がまったく見えないしわからない。
もう手探り。

ここからインマニへ

インマニは裏から見るとこのように突起があります。一つをECU側から。
もう一つをエアクリーナー側へ接続します

エアクリーナーBOXの裏にバキュームを接続するところが2箇所。
右側がインテークマニホールド側。
左はエアクリーナーBOXの表面へ戻ります。

つないだ図。
これで全部

質の悪いバキュームホース

全体像でいうと、
赤い線がECUからバルクヘッド近くにある黒いバイパスの箱。
黄色が黒いバイパスの箱からインマニの裏の左へ
緑がインマニの裏の右側からえあクリーナーボックスの裏の右側
水色がエアクリーナーボックスの裏の左からBOX表面の接続部へ
これできちんと負圧が測定されるようになり、ミニクーパーのエンジン不調は直りました。
いやはや毎回何かしろあるなぁミニクーパーの車検は。
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