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ディスキャップ・ローター交換
ディスビのメンテナンスの定番
ディスキャップ・ローター交換
先日、ようやくカプチーノのディストリビューターの整備をしました。
エンジンの一番奥にあります。
ディストリビューターというものは、配電機でして、 イグニッションコイルからの電流を各プラグに配電している役目をしています。
これが駄目になると、いくら高性能のプラグや、ハイテンションコードをおごってやっても まるで無駄。
電流が配電される大元が駄目になっちゃってるんだから当たり前といえば当たり前。 だから定期的に、ディストリビューターもメンテナンスしないといけません。
180SXなどは、ダイレクトイグニッションシステムで、 それぞれにイグニッションコイルがあるので、ディストリビューターは存在しません。
ディスビを使っている車種で、距離を乗っているような車は 是非整備しましょう。そんなに高い部品ではありません。
それではディスビの整備、いってみましょう。
まず交換するパーツはコレだけ。
一番上がロータ 左がディスキャップ 真ん中がOリング 右がカバー
これは念を入れたもので、 本来なら、ディスキャップとローターのみを交換するだけで充分です。 この2つが電気をながしているので、劣化するのは ディスキャップとロータだけね。
カプチーノの場合、F6Aエンジンを搭載してるんですが、 縦置きのため、ディスビASSYが一番奥にあります。
ワークスなんかだとディスビの整備は簡単なんだけど、カプチーノは一番奥にあるディスビを 外すので、ASSYで取り外したほうが整備性がいいとおもって
この4つの部品を注文しました。
本来ディスビの整備をするとなると、 キャップとロータだけなので、そんなに大変じゃないんですが、
ASSYでの取り外しになると、点火時期も狂ってきますので要注意!
一番初めに、プラグコードを4本抜きます。
1,2,3番のコードとイグニッションコイルへのコードです。 組み付けるときは当然同じ位置にはめるので、どのコードがどの位置に来るかを 覚えておいてくださいね
そしてはディスビにマーキングをします。
これは点火時期をきちんと元にもどすためです。 ディスビがついてる車は、ディスビの取り付け角度で点火時期を調整しています。 うかつに外したりすると点火時期が狂って、ノッキングを起したり 最悪ブローなんてことにもなりかねませんので、元にあったように組み付けるのが基本。
タイミングライトをもっていて、自分で点火タイミングが取れる人は別だけどね。 個人ではタイミングライトをもってないので、マーキングしました。
ディスビ左右にマーキングね。
それでネジを外していきます
カプチーノのF6Aは、ディスビを取り付けているネジが、 このように星型になっていました。 これをもっていないとお話になりません。
(普通の車は6角のネジなんだけど・・急遽工具を買ってきました)
で、ディスビは一番奥にあって、ラチェットをつなぐと工具がはいらんのです。 苦肉の策としてこのようにセッティング
星型レンチをモンキーで固定
これで、うまくトルクをかけてネジ2本を緩めました。
スペースが狭いため、思うように抜けてこないディスビASSY カプラーも1つついてたので外して、なんとか取り出し成功。
まずはOリングの交換
これがOリング。
マイナスドライバーでひっかけて抜きます
こんな感じで簡単にとれまっせ。
なんでこんなところにこんなゴムのリングがついてるかっていうと、 ディスビっていうのは、くるくる回っているものですが、 その動力がカムシャフトからとっています。 当然かむとの連結部分はオイルマミーれなわけで、オイルが漏れてこないように パッキンの役目をしております。
古い車でディスビからオイルが漏れてる車は、ただこのOリングを換えてやれば 止まりますので、ぜひ交換してやってください。
Oリングを交換したら、ディスビをバラしていきます。
この2本を緩めるとカバーが取れてきます。 結構硬く締まってるので、ねじ山をなめないように慎重にね。
はい、ディスキャップを外すとローターとカバーが見えます。
ローターはただ押し込んでついてるだけなので 引っ張って抜きます。
これも固着していてなかなか抜けませんでした。 本体をいためないように慎重にローターを引っこ抜きましょう。
因みに、劣化したディスキャップは
左の電極が白くなっていますね!?
これが
こんな風にはがれて、磨耗しています。 もう限界ですね。走行8万キロで、無交換でした。
ローターを外すとカバーも簡単に引っ張れば抜けます。 ローターは、大抵ははまるようにしかはまりませんが、 抜く時にどういう向きだったかを確認して、その通りにはめて置いてください。
それにしても錆びていますね〜。接点を磨いたほうが本当はいいかもしれないね。
カバーを外すとディスビの内部出現。 真ん中の三角がロータリーエンジンのローター じゃなくて、シグナルローターというものです。黒い部分のピックアップコイルに近づくと 火花が飛んで、その気筒へ火花を送るって寸法です。
専門的ですんません。むずかしくってすんません。
あとは組むだけ。
新しいカバーをはめて
ローターをはめて
キャップをはめる
そして、エンジンにまたつけてやる。 ここで注意するのはマーキングしたところをキチンとあわせるということ
じゃないと点火時期が狂っちゃうからね。
もし同じ作業をして、エンジンの調子が悪くなったという人は 点火時期がくるった可能性があるので、 工場に持っていって、調整してもらってください。
結構簡単でしょう!?
ディスビは、忘れがちな場所だけに 確実にメンテナンスしてあげてくださいね。
それからプラグとコードを換えると、点火系はもう完璧でしょう!
今回は全部で5000円しない部品でした。 (卸値なので正確にはわかりませんがそんなに高い部品じゃないですよ)
チームMHOでした
正常な点火は燃費向上やエンジンの保護につながります。
MHOショップでは高性能プラグやプラグコードを準備済み。
スパークプラグ
プラグコード
是非お試しください。
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