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初代ステップワゴンです。 RF2という形式
初代ステップワゴンRF2
今回はこのステップワゴンのタイミングベルト交換をレポートします。
エンジンはB20Bという原動機です。 おそらくCR-Vなどと同じものだと思います。
まずはクーラントをラジエターから抜きます。
RF2のタイミングベルトを交換するに必要な部品は
タイミングベルト テンショナー できればヘッドカバーパッキン できればウオーターポンプ
といったところ。
この時代のホンダ車は助手席側にエンジン、 運転席がわにミッションが搭載されています。
そして、エンジンが左回転をしているんですよ。 これはポイント
クーラントを抜きつつ、オルタネーター、エアコン、パワステベルトを外します。
ちょっとやりにくいのがエアコンベルトね。テンショナーの アジャストボルトがたしか7か8mm。 しかも相当下の方にあるんですよ。 とどめは12mmのまわりどめのネジまでついて。
オルタネーターとパワステはテンショナーはなくて、補記類自体で ベルトを張っているタイプで、アジャスターもついていなく、 タイヤレバーで補記類を移動させるタイプです。
補記類3本を外したら
エンジンマウントやらヘッドカバーやらを外していきます。
写真の左上に見えているのがエンジンマウントその1ですが、 これは確かエアコンベルトを外す前に外してやらないと エアコンベルトが外れてきません。
で、このマウントも大体がぶっちぎれているので新品を用意しておきましょう。
ヘッドカバーも外します。
ヘッドカバーを外さないとカムのスプロケットが見えないのです。 なのでヘッドカバーのパッキンも新品にしてしまうのがいいよ。
そして、エンジンマウントその2を外します。 これは
ボディとエンジンをつないでいるマウントです。 これをはずすとエンジンが一気に傾きます。
オイルパンの下にでも当て木を添えて、ジャッキでエンジンを押さえておきつつ
エンジンマウントを落とします。
マウントが外れたら、ジャッキを静かに落としていけば、エンジンが下のほうまで 下がってきます。
そしてクランクのプーリーのネジを外します。
このクランクプーリーのネジが強力そのもの。
19mmですが、締め付けトルクが20kgを超えるため、 相当なパワーがないと外せません。
KTCなどから出ているSSTを買わないとインパクトナシじゃ無理かもしれない。 普通のインパクトでも外れないからね。
大型用のインパクトでようやく外れるネジ。
あと注意して欲しいのはクランクのキーが落っこちてくるのでなくさないこと
これでタイミングベルトカバーを外せば、タイミングベルトとご対面。
1番を圧縮上死点にあわせてテンショナーのネジを緩めて、
タイミングベルトを取り外します。
DOHCなのでベルトを外すとカム同士がバルブスプリングなどの力により 動いてしまうのでMHOはカムロックツールがないのでタイラップでぎちぎちと締めておきます。
ウオーターポンプを外してパッキンをきれいにします。
新品へ交換
パッキンをつけて、
エンジンへつけます
装着
次にテンショナーを交換
新しいタイミングベルトをペーパークリップでカムにつけておきます
クランクの合いマークはここ
カムの合いマークはここ
エンジンが左回転なので、ベルトをつけて、カムのタイラップを外してペーパークリップを外して クランクを2回転左へ回します。途中ひっかかりがないか確認
よさそうだね。
これでもう一度テンショナーのネジを確実に締め付けます。
あとは元に戻す
あたらしいヘッドカバーパッキン
全てOK。あとはラジエターからクーラントを入れる。
原液2リットルで、水を足して5リットル
これを入れて足りない分をまた割って足す
交換したパーツ類
エンジンをかけて、ヒーターがきくかどうか点検。 ヒーターが効いて、水温が安定して水漏れがなければエンジンを止めて、 冷めたころにまたクーラントを補充。で完了。
気をつける点は、エンジンが左回転であるということ、 クランクシャフトのプーリーのネジは相当なトルクで締め付けないといけないということ、 タイミングベルトカバーをつけるとき、マウントとの境目のパッキンゴムをめくれないように装着するということ
くらいでしょうか?バランサーシャフトがついていないタイプなので 交換自体は比較的簡単です。
以上ステップワゴンRF2のタイミング交換レポートでした。
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タイミングベルトセット
この機会に是非ご検討ください。
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