「ミラ L710V タイミングベルト・ヘッドガスケット交換」

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タイミングベルト交換とは
タイミングベルトの解説
交換に必要なもの・心構え
一緒にやったほうがいい作業
エンジンの種類とタイミングマーク
タイミングベルト交換のポイント

トヨタ
スターレット EP82
カルディナ 3Sエンジン
コルサ 5Eエンジン
ライトエース 3Cエンジン
ビスタ SV43 3Sエンジン
マーク2 JZX105 1JZエンジン
クラウン JZS153 1JZエンジン
ソアラ
ハイエース 3Lエンジン
チェイサー 1JZエンジン
エスティマ MCR30 1MZエンジン
ラウム 5Eエンジン

日産
ADバン
セドリック Y33 RB25エンジン

ホンダ
ライフ JB2
バモス HM2
シビック
ライフ JB1
ステップワゴン RF2
CR−V
ホビオ
オデッセイ RA6 F23Aエンジン
ホビオ HM4 縦置きエンジン

三菱
シャリオ 4G63エンジン
ランサーエボリューション2
トッポ 3G83エンジン
EKスポーツ 3G83ターボ
タウンボックス U64W DOHC
ディオン CR5W 4G93 GDI
デリカ SKF2MM
ミニカ 4A30エンジン
グランディス NA4W

マツダ
ボンゴトラック
ボンゴ R2エンジン
ボンゴ SKF2M RFエンジン
タイタン WLエンジン
ボンゴブローニィ SREAV

スバル
プレオ タイベル・ヘッドガスケット
プレオ スーパーチャージャー
インプレッサ
ヴィヴィオ
サンバー TT2
レガシィ BP5
レガシィ BE5
フォレスター SF5NEW

スズキ
カプチーノ EA11R F6Aエンジン
カプチーノ EA11R その2
Kei F6Aエンジン
アルト HA12S F6Aターボ
ワゴンR タイミングチェーンカバー漏れ
エブリィ タイミングチェーンカバー漏れ
ワゴンR MC11S F6A

ダイハツ
ムーブ L160S
ミラ L710V
ミラ L260S
アトレー S330G
ムーブ L900
ハイゼット S330V

その他
パサート V6エンジン

その他タイミングベルト関係
タイミングベルトの交換時期とは?
切れたタイミングベルト
5万キロで切れたベルト
タイミングチェーン交換の理由
タイミングベルトのコマズレ
折れたカムシャフト
経年劣化したベルト
クラッシュしたバルブ
コマとびのタイミングベルト

タイミングベルト各種部品
エンジンオイル
バッテリー
エアクリーナー
スパークプラグ
ファンベルトセット
プラグコード
タイミングベルトセット
自動車整備工具


コミュニティ
MHOENGINEERING
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自動車故障診断・修理
MHO−SHOP
タイミングベルト交換
自動車修理Q&A その2
走行距離10万20万30万km
交換自動車部品
ブレーキパッド交換
チューニング&自動車工学3
車体番号エンジン番号位置
キーレス登録
締め付けトルク・整備データ
メール



今の整備業界では珍しい整備に入ってくる
「ヘッドガスケットの交換」


を行いました。


今車に対するユーザーの考えとしてはお金がかかるようなら買い換える
という人が大多数占めており、ヘッドガスケットを交換するとなると

車検では20万コースを覚悟しないといけなくなってきます。
工賃が結構かさんでくるからね。


でもこのお客さんは気に入っているから直せる以上は直してやりたい。
もっとこの車に乗っていたい。


という今では珍しいタイプ。当然MHOもこの種の人間で、
全力を尽くして整備をすることにした。


車両はダイハツのミラ(笑)

ハンチングの原因
L710Vといわれるバンである。


しかーしオーナーさんはこのミラをこよなく愛しているのである。
MHOもこういう人は大好きだ!


ヘッドガスケットを交換するといったことになったのは
とにかく激しいオイル漏れ。

突き詰めていったら、ヘッドガスケットからのオイル漏れが判明。
そういった流れでヘッドガスケットを交換することにした。



と、いってもこのL710Vのヘッドガスケットは恐らくMHOが今まで経験してきた中で
一番簡単だった。


ハンチングの原因

順序としては、まずエアクリーナーケースをASSYで外す。そして冷却水を抜く
そしてアクセルワイヤーを外して、ATからのワイヤーも外す。

補記駆動ベルトを全て取り外して

パワステポンプをブラケットから外しておく。

そしてタイミングベルトを外して、ラジエターホースやら燃料ホースを取り外す。
あとヘッド部分につながってくる

ダイレクトイグニッションのカプラーやインジェクターのカプラー。
スロポジのカプラーやらISCのカプラー

カプラーを全て取り外してマフラーを外すと。


ヘッドカバーを外してヘッドボルトを緩めれば、インマニとエキマニをくっつけたまま

あらよっとシリンダーヘッドが外れると。






ハンチングの原因
こんにちはピストン君。




ヘッドガスケットを取り外して、古いガスケットを剥がし、
オイルストーンで綺麗に研磨。


後は新しいガスケットをセットして、ヘッドを載せてヘッドボルトを内側から締めこんでいく。


確か5,5kgくらいの力だったと思ったけど・・・
やろうと考えている人は自分で調べてね(笑)



全てが完了して、冷却水とオイルを入れ替えて
エンジンをかけたらええ感じに回るエンジン

因みに

車検メニューで

エンジンオイル
クーラント
ブレーキオイル
タイミングベルト
テンショナー
カムシャフトオイルシール
クランクシャフトオイルシール
ウオーターポンプ
オイルレベルゲージOリング
ヘッドカバーパッキン
ヘッドガスケット
ドライブシャフトブーツ
ワイパーゴム

確かこの位だったと思った。あとは漏れていたオイルを綺麗に洗って
漏れてこないか確認して終了!!



と、思ったらさすがはMHOエンジニアリング

ここで不可思議な故障が発生


なんとエンジンのスローが高くなり終いにはハンチングを起こし始めたのだ!!




なにぃ!!こおんなヘッドごとでMHOさん、ミスをしてしまったのか!?
と、とりあえず原因を探ってみることに。

ヘッドを下ろす際に何をしたかなぁって。

最初はアクセルワイヤーの張りすぎかと思ったが、いじってないし
取り回しも正常。


もしかして、ヘッドを外す際に樹脂製のインマニを割っちゃった・・?

と、思って再びインテークマニホールドだけ外してみたが悪くない。
インマニはOリングでシリンダーヘッドに刺さっているので
ガスケットを使っていない樹脂製です。


ISCが壊れたか?と思ったが、それまでは正常だったのに・・・
とりあえずISCを秘蔵MHO中古パーツから付け替えてみたが変らず。
ハンチングの原因
ISCを外すって言ったって、
ちょうどいい工具がないから、イグニッションコイルを外して、インジェクターを外して
ようやく交換って感じですよ。さっきから何をやっているんだMHO。


どうやらISCが壊れてハンチングをおこしているんじゃなくて、


何かの信号が出ていて、スローを極端に上げなさいという信号が出てしまっているらしい。
だけどそんなにスローをあげちゃいけません。と、ECUが再びフューエルカットを起こしているから
ハンチングがおきている。ということが判明した。

こうなってくるとECUも怪しくなってくる。しかし、ECUなんか絶対に今回は
壊してないぞ俺。


と、頭を再び冷やして考えた。


そーしたら怪しい奴発見





ハンチングの原因
パワステのポンプ。



このL710Vは油圧式のパワステです。


油圧のパワステの車に乗っている人は分かると思うけど


油圧パワステのポンプは、ベルトを介してクランクシャフトから動力をもらっています。

ソレこそ、車速が止まっている状態で急にハンドルを切ってパワステを
作動させてしまうと、エンジン回転は低いし、タイヤにかかる負担も大きく
へたしたらクランクの動力以上の負担が必要になってくる。


そうするとハンドルをきっただけでエンジンが止まっちゃうかもしれない。
それを防ぐために、パワステをきったら、スローを上げろスイッチが
このポンプには付いている


ハンチングの原因
これがその配線。

パワステポンプにエンジン負荷がかかるからスローを上げなさいよスイッチが
備え付けられています。もしこのスイッチからの配線を抜いて
ハンチングが止まればこいつが原因となる。















で、カプラーを抜いたら

止まったハンチング。




案の定このスイッチが壊れていたのだ。
それまでは正常だったので、このパワステポンプ代金はいただけませんなと
お客さんに伝えたところ


「何をおっしゃいます。こんな嫌な要求を受けてくれたんだから当然請求してください」


と、言われてしまった。なので、ヘッドガスケットの工賃をパワステポンプ代引いた値段で
収めることにいたしました。そうしないとMHOの気がすまないからね。

なんとこのスイッチはパワステポンプとアッセンブリー供給とのこと。

そりゃこの配線を抜いておけばハンチングはしないけれど
急にハンドルを切ったら今度はエンジンが止まってしまう。

だからポンプは交換しとかないとね。


今回のL710Vのお客さんは
いわゆる本物のお客さんだった。




それにしても、重整備をすると思わぬ失敗をしているもんだなぁと思いました。
今回ヘッドを下ろす際にパワステポンプを横に引っ掛けて置いたんですが、
その際にスイッチを壊してしまったとしか考えられませんからね。

それまでは正常に動いていたんだから、その状態でお客さんに返してあげないといけません。



結構楽しかったな。ヘッドガスケットの交換。
まぁミラだったからこそこんなこといってられるんだけどね(笑)


と、いうわけでミラのヘッドガスケット交換でした。

MHOショップではタイミングベルトをテンショナーなどと一緒に販売
セット販売なので低価格を実現

タイミングベルトセット

この機会に是非ご検討ください。








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