「ブレーキホース交換時期」

ブレーキホース交換時期

ブレーキホース交換時期は一体どのくらいなのか？先日トヨタからいただいたガイドブックによると、
ブレーキホース交換時期は１５万キロに設定されていた。これには少し驚きました。
世間の相場で言うとブレーキホース交換時期は亀裂が目視できたらというのが一般的です。
ブレーキホースの亀裂は取り回しによって大きく変わってきます。ステアリングを切ったときに、
殆どまっすぐの状態で取り回されている車は、亀裂など皆無。変わって、ステアリングを切ったときに
湾曲する部分があるような車はその部分に亀裂が走ることが多い。
なのでブレーキホース交換時期というのは、安心のために早めに行うかということになってくる。
持っているサービスマニュアルには、４年５万キロごとに交換となっている。

整備の現場では走行２万キロでも亀裂が走っているケースも見かける。こういった車両は年数が経っている。
一概にはブレーキホース交換時期は語れないけれど、亀裂が目視できたら交換すること。

それと、目視が確認できない車両についても１０万キロを超えたら１度交換しておくと安心だといえる。
ブレーキホース交換時に気をつけないといけないのは、キャリパー側にパッキンを使っているタイプは
パッキンをきちんと新品を用意しておくこと。そしてチューブパイプのネジ部はきちんと取り付け、
必ず装着後にブレーキオイルのエア抜きを行い、漏れがないか何度も踏み込んで確認すること。
特に錆びなどが発生している車両においては、締め付けトルクに抵抗がかかり、
自分の勘を狂わすこともある。

ブレーキホース交換時期

ブレーキホースを交換しないとどうなるか？これは破裂によりブレーキング時に油圧が逃げてしまうこと。
現在はタンデムマスターシリンダーなので、左右両方のブレーキホースが同時に破損しないかぎりは
ブレーキが全く利かなくなることはないけれど、ペダルフィーリングはふわふわして制動力も殆ど
出にくい状況となってしまうので注意が必要だ。
ブレーキホースは命に関わる部品だけに、交換は慎重に行いましょう。
そして、ブレーキホース交換時期は亀裂が走っていなくても
１０年１０万キロを超えてきたらまず交換しておく。
これが安心につながると思います。

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